第87回川崎メーデーに参加しました。
「8時間労働制の実現」を掲げ、初めてメーデーが行われてから130年。いまだ日本においては、実質的に8時間労働に程遠い状況です。それどころか、命を落とすような長時間過密労働に苦しめられています。
来賓あいさつ、プラカード・コンクールの後は各団体からの訴えや演奏。今年は若い世代が目立ちました。オープニングの建設組合青年部の太鼓、コスカラ(小杉からから平和をつなぐ会)・川北青年革新懇の訴え、と続きました。
社会福祉法人ハートフル記念会で起きている理事長の横暴の数々、現場ではどんなにしんどい思いで働いていることだろうか…と辛い思いで聞きました。相談を度々受け、議会でも取り上げてきました。
(株)グリーンディスプレイの青年過労事故死事件は、働く現場で人間がどれ程粗末に扱われているかを示すものです。支援する会結成時には、不思議なほど気丈だったお母さん、この日は訴えながら度々涙で声が詰まりました。悲しみは時間が経つほど抱えきれなくなるものかもしれません。本来なら、5月の空の下にいるはずの24歳の青年が、仕事が原因となって命を失う、この無念さは計り知れません。
「ど真ん中世代」(若者と諸先輩の中間に位置するという触れ込みです)の歌と演奏「オラシャヤーン」はよかったです。諦めないという意味だそうです。「今日はダメでも、疲れても、休んでも、いつの日かに向かって~」「奴隷になるより闘おう~♪」
5月が始まります!(2016.5.1)