12日の国政予算要望交渉、畑野衆院議員・椎葉さん(参議院比例代表予定候補)とともに、神奈川県内の県議・市議・町議等の参加です。私は午後からの参加となりました。
午後は<厚生労働省>から、その前半は厚生関係。介護をはじめ切実でした。でも、交渉相手は本当に若く「研修の場として位置付けているのかしら」と思わせるような対応でした。
労働関係。切実な状況はもちろんですが、回答も突っ込みどころ満載。私は、多くの問題の要因ともなっている非正規雇用の増大を指摘しました。さらに派遣法改悪がその状態に拍車をかけていること、このまま推移すれば社会の再生産も危ういこと、などを訴えました。改悪された派遣法を見直し、派遣利用を狭めていくことを求めました。また高校生に、働くルールを学ぶ場を確保することを求めたところ、担当者から「可能性を追求し、工夫していく」旨の回答がありました。
あきれたのが<外務省>と<防衛相>。原子力空母ロナルド・レーガンで、原子炉区画から10mの距離で火災が起き、米軍がクラスAの重大事故としているにもかかわらず、日本の担当者は軽微な事故と言いつのりました。なおかつ米軍からの事故通報はなく、HPで事故を知ったとも。10月18日の事故から1か月近くも経っているのに「今の時点で確認していない」と聞き、あきれ返りました。日本国民も「舐められた」ものです。国民を守る姿勢が全く感じられません!
<農林水産省>も、TPP「大筋合意」は、農産物重要5品目を守るとした国会決議違反との指摘にまともに答えず、自給率への影響についても「わからない」ととぼけた姿勢に終始しました。
思わず私は「重大な国会決議違反を認めないのか!自給率は、過去にも試算を発表しているではないか。状況が動いているとはいえ、直近の数字を示すぐらいの誠意を」と発言。怒りがおさまらず、交渉が終わってからもその担当者にTPPの影響を訴えてしまいました。国を滅ぼす気か! (2015.11.12)