この(24)日は久しぶりに野外音楽堂の中に入ることができました。この一年以上、国民の怒りを反映して、集会は野音の収容人員をはるかに上回り、中に入ることなどほぼ諦めていました。この日は同時進行でいくつもの行動が取り組まれていたせいでしょうか。
ともかく、舞台を見ながらスピーチを聞き、集会の熱気を感じつつ参加することができました。この日は「戦争法案反対」「原発再稼働反対」「社会保障改悪許さない」「沖縄新基地建設反対」「TPP参加許さない」等々切実な課題が勢ぞろいしました。「私たちの生活を破壊するものは許さない」という思いがあふれました。SEALDs(*1)ももちろん参加していました。
この集会後、国会包囲や官邸前抗議行動にそれぞれ移行したのですが、明らかな過剰警備、あちこちで規制に引っ掛かり前に進めません。
「官邸前はもう一杯で進めません。官邸裏側に回った方がいいですよ」とマイクではなく、個人的に言ってくる警官もいました。「この道路は進めません。帰る人専用です」というアナウンスも度々ありました。
官邸に向かう人が歩くとされているところだけ、前が空いていても度々足止めを食らいます。諦めて帰る人やアナウンスに従って駅に向かう人もいました。意図を別にしても、結果的には妨害といった状態でした。
国会側の歩道はだれもいない状態なのに、私たちは国会の向い側歩道の半分に規制されながら歩かされました。すると間もなく、目に飛び込んできたのは、国会の塀に沿って日の丸が林立する集団。異様な光景でした。いよいよこういう部隊も登場するのかと思いました。
因みにこの日、国会と官邸を取り囲み、「安倍政権NO!」の声を上げたのは、7万人におよびました。(2015.7.24)
(*1)SEALDs=Students Emergency Action for Liberal Democracy s=自由と民主主義のための学生緊急行動