●次の選挙から神奈川18区が中原区と高津区に変わります。それに伴い「18区市民の会」も変わります。新たな市民の会結成に向けてのプレ企画が10月24日に行われました。
今回のテーマは「神奈川18区の統一協会と政治」。お話は鈴木エイトさん。中原区・高津区には、統一協会の大型施設もあり、自民党の現議員山際氏も統一協会との癒着が問題となっていますから、18区を語る際に統一協会の問題は避けて通れません。
●鈴木エイトさんは、カルト問題などを精力的に取材してきました。
2002年に正体を隠した統一協会の偽装勧誘の現場に遭遇して、思わずそこに割って入ったという勇敢な方。都内ターミナル駅周辺で横行していた「意識調査アンケート」や「手相の勉強」を装った偽装伝道の現場でも、勧誘被害者を「救出」してきました。
2011年には、教団から「要注意人物」として顔写真入りの手配書が全国の教団施設に張り出されたそうです。
●2013年の参議院選挙時、官邸と統一協会の取引の事実に遭遇し、それ以来統一協会と政治家の関係を追求するようにもなりました。
当時の山口県・福岡県に基盤を持つ安倍首相肝いりの候補者への投票を指示するメールやファクスを入手したことから始まったといいます。
ここから今に至るのですが、この間危険なことも少なからずあったと思いますが、鈴木さんは臆することなく「ユーモア」を交えながら、彼らに対抗してきました。悲壮感はなく、柔軟な対応が可能な方ですね。
この鈴木さんの特性にも大きく預かって、統一協会の実態がよりリアルに国民に示されています。
次々と「証拠写真」も見せていただき、驚きの連続。
●解散命令の対象となった統一協会の罪深さ、その団体を利用しつつ応援してきた政治家たち、政治家が何のために存在するかを考えると、統一協会利用はあまりにも罪深いと思います。
世界平和アピール七人委員会の声明は「人間のあるべき道義として、統一協会に寄生する政治家の即退場を求める」と述べていますが、強く共感します。
川崎市内には中原区に2か所(新丸子東・市ノ坪)、高津区(新作)、宮前区(宮崎)の計4か所があり、他地域に比べてこの地域の集中度が高いことが伺えます。
現職議員が深い関係を持ってきたことと無関係ではないかもしれません。
●この日、第二部では野党共闘願う各党の代表から挨拶がありました。
全国からも注目されている神奈川18区、政治家と統一協会の癒着を断つためにも、野党共闘で有効な力を発揮したいものです。(2023.10.24)