●決算委員会総括質問は、警察分野を行うことにしました。
警察に関わることを審議する防災警察常任委員会は、共産党が所属したことがなく、普段は取り上げることができません。なぜ所属できないのか、合理的理由はない筈なのですが、希望しても割り振られたことはありません。
●しつこいと思われそうですが、今回もまた横断歩道の補修について。
消えかかってその存在さえ分からなくなるような横断歩道に対する補修要望は、多く出されます。ところが、要望してからずいぶん経って、「補修することに決まりました」という連絡を受けますが、実施時期は定まりません。はっきりしているのは「年度内」という事だけ。これでは、1か月後なのか11か月後なのかも分かりません。
時期が定まらない理由として、「コストを下げるため、数箇所まとめておこなうことになっている」「その集約にどの程度かかるかは、わからない」という説明を、度々受けてきました。
私はこれに納得がいかず、もっと合理的な、かつ住民本位のやり方はないものだろうかと常々思ってきました。
●前回、グランドデザイン特別委員会で、速やかに補修工事を行うためには、住民要望ではなく、警察自らの点検により行う工事の比重を増やせないかと問いました。警察が自ら計画的に、地域ごとに行えば、数か所まとまるまで待つ期間がなくてもすむと思ったからです。
でも、「それはできない」というのが前回の答え。
●住民要望による工事実施までの期間と、警察自らの調査による工事実施までの期間を、問いました。どちらも同じというのが、結論としての答弁。
住民要望に基づく工事で数か所まとまるのを待つ期間はどこに含まれるのかと聞くと、そのような期間はないとの答弁。
私思わず聞き返しました。「今まで、数か所まとめるから、実施の時期は定まらないと何度も聞いてきたが、そのような期間は必要ないのか」と。すると「ありません」と明快に。
私は、「今までの説明は何だったのか」とは思いましたが、まとめる必要がないというのであれば、それはそれで速やかな工事に繋がりますから、歓迎です。
●警察が、道路交通法に基づきその必要性を認め、交通規制として設けている横断歩道が、摩耗して消えかかっている状態を放置するなど許されないと、私は指摘しました。
小さい問題と思われるかもしれませんが、住民要望が度々出されるのは、住民が消えかかっている横断歩道には不安を覚えるという事です。道路を安心して歩けるという交通安全の基本を可能にするためにより迅速な対応を求めて、この質問を終えました。
今後の対応に変化が出てくることを期待します。
私は、住民に安全を保障する為に、交通安全を確保する為にもっとお金を使うべきと度々訴えてきました。今回は比較的費用も少ない横断歩道に限定していますが、信号機設置や、信号の音響装置などの要望も、少なくありません。(2019.11.5)