●今年は決算委員です。
もう一人の決算委員は井坂議員。二人で分担し、それぞれの質問は三回。日ごとに対象とする範囲が変わります。
●一回目の22日は、総務・警察などが対象で、私は交通安全予算をとりあげました。
交通安全にかかわる要望はとても多いのにもかかわらず、信号設置などはなかなか実現しません。毎年県内全体でも一年間でほんの数件です。2015年度実績は、県内83件の要望に対し、2件しか設置されていません。
なぜこの数字にとどまっているのか、を問いました。交通量、その場所の状況などを基準に沿って判断した結果だといいます、決して予算が足りないとは言いません。でも83件の内、基準に合うのが2件しかなないとは到底考えられません。
また横断歩道などの道路標示も消えかかっているところは、あちこちにあります。これについても、適切な把握に努めているといいますが、遅れは明らかです。
多くの県民が、毎日使用し命にも関わる生活道路を安全に使用するためには、予算の増額が必要と訴えました。
●障がい者に関わる合理的配慮についても質しました。視覚障害のある方にとって、音響式付加装置とエスコートゾーンは心強い味方です。これらの増設を求めました。音響式付加装置の整備については、2015年度実績は、要望105件に対し15件しかありません。
また、視覚障害の方が利用する施設近くの音響式付加装置については、周囲の状況が許す限り、夜間22時までの作動を求めました。
これらは、福祉の窓口と連携しながら実施しているとのことでしたが、やはりもっと促進させる必要があります。
●障害者基本法や障害者差別解消法の実践はもとより、「ともに生きる社会神奈川」を憲章として掲げる県として、スローガンや啓発にとどまらず、より具体的な生活の中での保障を作りだすことが必要です。そのひとつが、障がいのある方が安心して道路を使用できることです。
このような神奈川県政全体を貫く施策については、担当部署だけで完結させず、全ての部署により強く働きかけていくことが必要です。この点を強く求めました。
●共産党に許された時間は、答弁含めて17分。納得のいくやり取りをするには、時間が足りません。時間を増やすには議席が増えなければなりません。時間と格闘してきた3年半でもあります。(2018.10.22)