●ロシアの旅から、15日の朝8半過ぎに成田に戻りました。
その日の午後には議員団と団体との懇談が予定されており、早速活動開始となりました。それ以降も忙しく日が過ぎています。
18日も聞き取りと懇談が2件続き、その一つが、子宮頸がんワクチン被害者・家族の方との懇談でした。
●報道などで聞いていたとはいえ、深刻な被害の実態を、改めて目の当たりにしました。
発症時期は、一回目の接種後まもなくの方、2年以上経ってからの方という具合に様々です。
症状も多様です。体のあらゆるところに現れる激しい痛み、手足のしびれ・腫れ、けいれん、不随意運動、嘔吐、失神、記憶障害、人の顔が認識できない、過呼吸、睡眠障害、臭気や光に対する過敏障がい、歩行困難等々。
この日出席されたお嬢さんも、車いす、光を遮る帽子とサングラスを使用し、マスクをかけていました。
●現れた症状は重篤かつ断続的に続き、人生の夢や希望が打ち砕かれています。
そのこと自体が大変な苦しみですが、追い打ちをかけるように診療拒否など治療を受けることの困難や、医師の無理解による苦しみ、さらに健康被害救済制度の手続きが煩雑で費用と労力と時間を要するという苦労にさらされています。
●医師の対応が不可解という点も殆どの方から話されました。「安全だから接種すべき」と何度も言われた、副反応が出てからも「明るく前向きに暮らせば治る」言われた、診断書を書いてもらえない(因果関係は触れずに、症状のみでよいと頼んでも書いてもらえなかった)というケース、等々。
●身近なところで治療を受けたい、症状が様々なので受診科が多岐にわたるがもっと連携が図れないか、通学支援・就労支援が欲しい、障害年金や自治体からの助成が欲しい、因果関係や安全性が確認されていないのになぜこんなに推奨されるのか、等多くの声が出されました。
被害にあったお嬢さんの「自分のことより、これから先同じ被害者が出ることの方が怖い。なぜ止められなかったのかと自分を責め続けるだろうと思います」という言葉が痛切でした。(2017.8.18)