この数日、29日から始まる常任委員会の準備に追われています。
本会議も含め質問などの準備は、視察や関係者への聞き取り調査と、文献の読み込みとに分かれると思います。
視察や聞き取りによって、問題の核心を把握する事とともに、質問などの具体性や説得力が得られると思います。
文献を探ることは、問題意識を深め骨格をしっかりさせることに繋がると思っています。
文献を読んでいると、「えーっ、知らなかった」という事や「やはり!」という事に出会い、ワクワクします。関連することはどんどん広がり、時間との関係でどこで見切りをつけるかというのも肝心ですが。
一方視察や聞き取りは、リアルな現実に驚いたり感心したりすることが多くあります。怒りを覚える場合ももちろんあります。
先日の一般質問でいうと、例えば、図書館の指定管理者制度導入の先例やPFI方式に関わるものを読むと、普段の問題意識の裏付けを得、県立の二つの図書館守るためにはPFI方式やめさせなければ!という思いを深くします。
県立川崎図書館の視察は2度目でしたが、更に新しい発見もあり、営々と築かれてきた実績に感動する訳です。
また、図書館に長くかかわり、多くの実績と(よって)こだわりを持つ方々のお話を伺うと、今の状況に対しいたたまれない思いに駆られます。
これらを経て、質問をどのような構成にするのかというのは、結構難しい作業です。どの様に質問するといい答えを引き出せるのか、つまり現実を良き方向に変えていく作用を得られるか、と考えあぐねます。
この点では、議員経験者の質問組み立てに「なるほどね」と思うことも多く、当然ながら、経験が大きい要素だなと思います。
質問準備は、決してそれに専念できるわけではなく、他の相談もどんどん持ち込まれ、予定された行動もたくさんあり、様々な原稿の締め切りもあり…といった具合です(なので、活動日誌も滞ったりする訳です)。
ともあれ、ワクワクしたり、納得したり、怒りを覚えたりしながら、自分の価値観に沿った仕事ができる、かつその仕事が社会的問題を正すことに繋がるというのは、(誤解を恐れずに言うと)いい仕事をさせていただいてるなーと思います。(2016.9.28)