議員団で視察を行いました。
【 県立大野山乳牛育成牧場 】
乳牛の育成を主目的としながら、畜産業に対する理解を深める場として県民に親しまれてきました。県は今年度末に廃止する予定です。例の「緊急財政対策」の一環です。
併設のまきば館は、自然と触れ合いながら、畜産業に対する理解を深める場として、県民に親しまれてきました。ここは民間に無償で貸付け、周囲の県有地とともに活用してもらう計画だそうです。
初めて訪れましたが、県内唯一の育成牧場は畜産業者のよりどころだったと思います、「また廃止か…」と私はやりきれない気持ちでした。次々と現場に関わる機能を手放していくのは、県機能の弱体化に他なりません。
景観が素晴らしい!ここから見る富士山は周囲に視界を遮るものがなく、悠然としています。こんなにたっぷりと富士山を眺められるところはあまりないでしょう!牧場機能を失えば、山も荒れるだろうな、と心配になりました。
受入れをやめているため、もう2頭しかいない牛と写真を撮ってきました。
【 県立体育センター 】
藤沢市にある県立体育センターは、周囲をたっぷりとした緑に囲まれ、県民が個人で使用できる施設です。訪れた第一の感想は、こんな施設が身近にあるとうれしいなと思ったことです。
本館、陸上競技場、球戯場、テニスコート、屋内外プール等々、広い敷地の中に用意され、素敵な施設だと思いました。老朽化のため、今は受け入れていませんが合宿所もあります。
これらは、オリンピックなどをにらみ、一部を除きPFI方式を用い建て替え予定となっています。
自治体がこのような施設を持ち続けられるか否か、は自治体の在りようを示すバロメーターだと思います。
【 県立総合教育センター 】
県立体育センターに隣接し、教育関係職員の研修や調査研究に使用されています。教育相談なども行われています。こんな形で教育が支えられていたんですね。
亀井野庁舎と統合し、建て替えが予定されています。私は古い建物にも愛着を感じますが…(写真は「総合教育センター」外観)。
(2015.11.13)