6日はあさかカーに一日乗った後、不破演説会に駆けつけました。
不破さんのお話は、長い国会論戦を踏まえた捉え方により、現在の特徴をあぶりだすことがしばしばです。
「本来の保守はもっと幅があった。安倍政権の異常は、党内で正論が言えない状態を作り出している」
また「アベノミクス」などと国の政策に自らの名前を冠する傲岸(ごうがん)さを指摘。「こんな事、田中角栄だってやらなかった」「アベノミクス掲げ、しかもごまかしの論理でサミットに臨む。本当に恥ずかしいことです」と。
公明党・おおさか維新「加憲」の正体について「いずれも現憲法下で可能なこと。それよりも、本気で国民の権利を保障しようと考えるならば、なぜ25条の国民の権利を破壊している安倍政権を問題にしないのか」と言及。
更に「野合」批判については「統一戦線を全く理解していない。国民の命にかかわる重要な問題で、宗教・思想・信条の違いを乗り越えて大義とすることの重要性と意義は、ナチスに対する統一戦線で証明済み」と。
さらに共闘における共産党躍進の意義について「私達は綱領で明確に、改革は国民の合意に基づいて行うことを規定している。また戦前・戦後を通じ日本の悪政とも海外の大国主義・覇権主義とも不屈に戦ってきた。この党が大きくなってこそ共闘の前進とまっとうな政治の実現がある」と明快に。
憲法と綱領の視点をすえた情勢把握と提言は、不破さんならではです。改めて学習意欲が湧くというものです。
演説会終了後は、ファンが集まって不破さんもみくちゃ状態。若い女性もツーショットを希望して大騒ぎでした。やっぱりプリンス。(2016.7.6)