●桜が例年より一週間早く咲いてしまい、早くもお花見の方があちこちに。
平和公園でシールアンケートを行いました。21日の休日と翌22日の少しの時間でしたが、雨の間をついて。
お花見でくつろいでいるのは、なぜか圧倒的に子育て世代でした。グループの方も多く。
●アンケートで問う大きな項目の一つは、「軍事費5年間で43兆円、あなたはどう思いますか?」
もう一つは「政治にやってほしいこと」です。
印象的だったのは、軍事費について殆どの方が「反対」だったこと。「いいと思う」4票に対し、「反対」は26票。「わからない」が5票。
戦争経験から距離がある若い方は、賛成が多いかもしれないと私は心配していたのですが、とても心強い結果となりました。
●「ウーン、やっぱ、こっち(軍事費を指さしながら)より、こっちよね」といって指さす先は、「給食費無償化」や「保育園や幼稚園に保育士らの増員」の項目。
この二つの項目への要望はとても多く、次いで「消費税減税」と「賃上げ」を望む声が多かったです。
普通に暮らす方々の声として、頷けました。「少子化問題」もここら辺の心配が解消されれば、流れは変わってくるでしょうね。私たちは政府の少子化対策が小手先に終わっていることに対し、経済的不安の解消や保育所の充実を訴えてきましたが、その裏付けにもなると思いました。
●シールアンケート例示項目以外のご意見も色々出されました。
その一つは、「お願いしたいことがあります。介護士の仕事は大変なんですよ。何とかしてください!」という悲鳴。私は大きく頷きながら、「わかります、大変な仕事でありながら、処遇がひどく、賃金は他職種に比べて9万円ほど低いですものね」「私たちは、処遇の改善を度々求めていますし、介護の必要性はますます高まりますから、改善しないと日本社会保てませんよね」と。
その方は「お願いしますよ! 今の賃金はあまりに酷く、国からバカにされている気分」と。ケアワーカーの低賃金は、生活を困難にしているだけではなく、働く人の心まで傷つけていることを改めて知らされました。
●「岸田首相辞めさせてくれる? 私はこれまでの首相には何も思わなかったけど、岸田さんはひどすぎる。何でも自分で勝手に決めるよね、あの人」と怒りをあらわにする方も。「あの安倍首相に何も思わなかったのか」と、私は心の中でつぶやきましたが、そういう方でさえ、怒りを覚える現首相ということです。
●「桜の開花が早過ぎません?」と異常気象を心配する方が、同時に日本の賃金が低すぎることにも不安を漏らしました。「私はある程度以上もらっているからありがたいんですけど、低賃金の人多いでしょ」と。
「そうですよね。私たちは最低賃金を1500円以上に引き上げることを提案しているんですよ。それも含めて賃金を上げていくことは、それぞれの暮らしを助けると同時に、日本の経済も活性化させると思いますよ。今は国内の購買力が弱いから」と私。
●また別の若い方、私が「県会議員の君嶋です」と言いかけると「アッ知ってますよ。小杉駅で演説していますよね」とうれしい反応。通勤時の事のようでしたが、耳は貸してくれているんですね。アンケートも終わりお礼を言いながら立ち上がると、「実現よろしくお願いします」とさりげなく言われ、これもうれしく。
私たちは風当たりが強いことも多く、また無関心や無視にも多く接していますので、ちょっとした励ましの言葉にも、とても勇気づけられるのです。
とこんな具合に、楽しい交流が続きました。こんな機会をもっと増やしたいなと思いました。(2023.3.21-22)