君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

 専門学科高校生の姿が鮮やかに |君嶋ちか子|神奈川県議会議員

2022年12月10日

●文教常任委員に「第25回神奈川県産業教育フェア」の案内が来ました。

以前この委員会に所属していた時には案内を頂かなかったような気がします。私としてはとにかく初めての経験でした。

●このフェアの趣旨は、「農業・工業・商業・水産・家庭・看護・福祉の専門学科で学ぶ生徒たちの日頃の学習成果を発表し、中学生をはじめ広く県民の方々に専門学校の教育内容や魅力をPRし、専門学校に対する理解を深めていただくとともに、産業教育の一層の充実と発展を図る」とされています。

これらの学校で学ぶ生徒さんたちの様子が知りたくて、参加させていただきました。

●専門高校というと昔から商業・工業などが、なじみがあるものでしたが、このフェアでその多彩なことを知らされました。水産科などはやはりこの地域ならではと思いますが、それ以外にも高校段階の福祉科や看護科・家庭科などを見せていただくのは初めてでした。

家庭科展示

看護福祉高等学校では、「上級学校進学を目的とした専門高校」と銘打っています。看護師資格などは高校で受験資格が得られるわけではないので当然と言えば当然なのですが、高校段階から専門的に学ぶ場合と普通高校で学びながら看護福祉系に結びつく場合との差異などに興味を覚えました。

工業科で「ここまでやってしまうのか」と驚いたのは、「スマートボルトの開発」と称する研究発表でした。首都高速道路などは建設から60年が経過し、1年間に4万か所以上の損傷が発生していますが、建て替えは非常に困難といわれています。そのような事情の中で、「金属材料の特性を利用した構造物の環境劣化予測技術」を新たなインフラメンテナンス技術として提案していました。

スマートボルトの研究発表

農業科の展示にはやはり心なごみ、水産科の展示は普段目に触れる機会がないものが多く目を引きました。商業科の「簿記すごろくハイパー」は参加することになってしまった(?)のですが、難しかったです(-_-;)

水産科展示
水産科展示

ステージイベントは、研究発表や化学マジックショー・ファッションショーなど興味深いものがいっぱいでしたが、時間の関係で観ることができませんでした。残念。

物品販売コーナーも魅力的でした。

●新しい発見が様々ありました。高校段階での専門化が有効な範囲や対象は?という問題意識はありつつも、多彩に展開する姿には元気づけられました。何より生徒が生き生きとさわやかでした。

このような姿を、もっと広く知らせたいものです。先日の「定時制・通信制の生活体験発表」といい、今回といい、貴重な取り組みがあちこちで続けられています。(2022.11.13)

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