●13日は、日本共産党県委員会が毎月行っている核兵器廃絶国際署名の宣伝行動。1月は県議団から君嶋が参加。
今年初めてのこの行動日ですから、昨年の大きな流れである核兵器禁止条約を国連が採択したことと、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞を喜び、そこで孤立している日本政府の残念な態度をお話ししました。
●話しながら、しみじみ思いました。
「世界の歩みはここまで来たのか」と。同時に「いわゆる大国が反対しても国連で禁止条約が採択できる時代になったんだ」と感慨深く思いました。
「日本は安倍政権の下で、とんでもない時代逆行と屈辱を余儀なくされているけれど、世界は…」という新鮮な思いでした。
今回活躍したのは、ヨーロッパの中立国・CELAC(中南米カリブ海諸国共同体)・ASEAN(東南アジア諸国連合)・アフリカ連合など、軍事同盟に加わらない国々、そして市民です。
これら122ヵ国は、大国の妨害をはねのけて堂々と条約を実現させました。人類の王道を見る思いです。
●一方で、日本政府の態度には、ただただ恥じ入るばかりです。唯一の戦争での被爆国日本の政府が、核兵器禁止条約を採択する会議に不参加なのですから。
まさに長崎の被爆者が首相に対して投げかけた「あなたはどこの国の政府か」という言葉が、現在の政権にはふさわしいと思います。
日本政府が不参加の空席には、折り鶴で「wish you were here(あなたにここにいてほしかった)」と記されていたそうです。
ひたすらアメリカに追従する安倍政権、世界の動きから何歩も遅れ、かつ圧倒的に孤立しています。
●寒い日でしたが、署名に立ち止まってくれる人が少なからずいたことがうれしかったです。この日は「憲法9条変えるな」の3000万署名も同時に行いました。(2018.1.13)