川崎工科高校の入学式です。
この学校は以前、視察でお邪魔しています。1971年から使っている校舎は、改修が大きな課題だったのですが、急を要する補修もまだ行われていず、いたたまれない気持ちでした
新しく赴任した校長先生から、赴任前の学校はもっと大変だったと伺い、さらに胸が痛みます。県立高校の改修もっとピッチを上げなければ、生徒が気の毒すぎます。
新入生は238人、うち女子生徒は11人という事でした。女子生徒はこの数年に比べ、少し減っているようでした。川崎工業高校から川崎工科高校に変わって、第8回入学式。工業高校から工科高校に変わった違いは総合技術科の設置によるようですが、この日は時間もあまりなく、詳しくお聞きすることはできませんでした。
ものづくりに関わるこのような学校、物づくりの楽しさや意義が伝わる3年間であってほしいなと思いますが、その為にも少なくとも環境については、大急ぎで整備する必要があります。
一方で、国際バカロレア認定校など、運営にもふんだんに予算を使っていると思われる学校を思い浮かべたりしました。
進行中の県立高校改革には、様々な問題点があると思っています。ここで具体的には展開しませんが、少なくとも県立高校における教育環境の機会均等という点でも、改めて改善を求めたいと思います。
子どもたちの新しいスタートです。充実した3年間となることを願いつつ、また先生たちのご苦労を思いつつではありますが、神奈川県の教育環境や県立高校改革に対し、複雑な気持ちを抱えながら、学校を後にしました。(2017.4.6)