視察3日目の20日は、大阪へ。
大阪府は、中学校給食実施率2010年度末で12.3%。全国最下位でした。そこで府内に中学校給食を広げる為に、施設整備費を対象に補助する制度を、2011年度から5年間にわたり実施しました。
新たに給食を実施する市町村はもちろん、既に実施している市町村の施設改善についても補助金の対象としています。補助金は施設整備費については補助率1/2とし、上限は1億500万円です。
その結果、現在66.2%、2016年には93%に達する予定です。自校方式は9/34市町村で採用されています。
県議団は、自校方式実施の箕面市立第2中学校を訪問しました。府と市の教育委員会担当者と校長先生、そして栄養教諭の方から説明を聞き、調理場も見せていただきました。子どもたちの食べている教室も見せていただきました。和気あいあいという雰囲気で賑やかに食べていました。全体として子どもたちが明るく、先生と子どもがとてもフレンドリーに係っているように見えました。
かつて市長選挙の時、私は自校方式の優位性を、熱を込めて訴えました。その時と同じような言葉が、担当の方の口から出てきた時は、本当にうれしかったです。「必ず栄養教諭の配置を」と私は言っていました。それを現実に見たような気がしました。栄養士の先生は忙しそうでしたが生き生きとし、食育の授業も行っているとのことです。
大阪府がここまで役割を果たしていたとは大きな発見でした。給食に限らず、府や県が助成を行えば、各種施策はぐっと進みます。県にも要望をどんどん上げてください!(2015.11.20)