●メーデーと言えば晴れた空や強い陽射しがつきものでしたが、一昨年に続き今年も雨の中のメーデーとなりました。雨のためにデモも中止となり残念でした。
●もう50回以上の参加となります。全労働(全労働省労働組合)の組合員だった時には横浜集会、定年退職後は川崎集会。状況はずいぶん変わりました。全労働だけで約100人もの組合員が参加した時もありました。また川崎集会の会場でもいつも思います。京浜工業地帯を抱えたこの会場には、かつてどれだけの労働者が集ったことだろうかと。
という具合にメーデーには様々な思いが募ります。
●かつてなく長く続いている物価高に加え、ホルムズ海峡封鎖による原油等の不足が働く人や国民の暮らしを苦しめています。医療生協の組合員からは医療資材の高騰や、点滴バッグや医療用グローブが品薄になっている状況が話されます。建設の労働者からは資材が入らず受注があっても仕事ができないとの訴え。
ウクライナ戦争に続きイランへの軍事攻撃により、物価も日常生活も営みも悲鳴をあげています。
●生活の困難とともに平和が脅かされていることが、日常を重苦しいものにしています。高市政権による「戦争できる国づくり」が、暗雲のように私たちに覆いかぶさってくるのです。
「憲法9条」を変えようとする動きも急を告げ、武器で稼ぎかつ訓練などでも一層他国軍事との連携を深めていく「武器輸出の自由化」、「継戦能力」を高めるとするシェルターの準備など、国民を闘わせることを前提とした体制が、高市政権から次々と繰り出されています。
●また、平和に対する政権の攻撃があまりにも激しいため目立っていませんが、高市政権の働き方への攻撃も大きな問題をはらんでいます。
原則月45時間・年360時間とされている時間外労働の労働時間規制を緩和するよう、首相は厚労相に指示。この時のまやかしの理由は「残業代が減ることによって、生活費を稼ぐために無理をして、慣れない副業をするケースを懸念」と。
冗談ではありません。上限まで残業をしても生活費が足りないのは、賃金が低すぎるからです。首相は最低賃金時間額1500円という目標まで投げ出しておきながら、このような発言。本当にひどいと思います。長時間労働で過労死や過労自殺を生み出している日本の労働の実態を知らないのか、それとも知っていてなお低賃金長時間労働を国民に強いるつもりなのか。いずれにしろ冷酷な話です。
また、成長戦略の一環として裁量労働制の見直しを含む「柔軟な働き方の拡大」に向けた検討を進めるとしています。
「裁量労働」と言いながら実態は求められる成果をつくり出すために、長時間労働を余儀なくされる場合も多く、時間外労働の手当ても出ないという過酷な働き方になってしまうことが少なくありません。派遣労働をはじめとして「柔軟な働き方」などの言葉によって、どれほど日本の働き方が壊されてきたことでしょう。(2026.5.1)



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