畑野衆議院議員、大山県議予定候補とともに中原養護学校を訪問しました。
寒い朝でしたが、皆さんの元気な挨拶の声が響いていました。何台もの大型バスの出入りと介助を受けながらの下車が印象的でした。
説明を受けたあと教室を見せていただきました。最初に目に飛び込んできたのが、教室で横になったままマッサージを受けている姿。通学中、同じ姿勢で横たわるその間に筋肉が固まってしまうそうです。先生方のお仕事はここから始まるのです。
どの教室でも明るく迎えていただきました。私は職業安定所在職時、養護学校に職業相談で何度か伺っています。その度に子どもたちの笑顔と人懐こさが嬉しかったことを思い出しました。
施設見学や懇談を通じて感じた問題点を以下に。
●全国的に特別支援学校の受け入れ数が急増しています。中原養護学校もその例に漏れず(18年度133名→26年度195名)、特別教室を転用してしのいでいます。
●過大規模化とともに特別支援学校の学区が広域を対象としているため、長すぎる通学時間が発生しています(最大80分)。肢体不自由の場合、長時間は上記のような支障をきたしています。バスが入れる道路も限られ、バス停までの行き来が負担になっているケースもあります。
⇒設置基準を設け、適正配置のための新増設が必要です。
●重度の方は教室で用を足します。
⇒このスペースの独立性を確保する必要があります。
●先生方は介助を始め、かなり過重な状態にあるのでは。生徒の指導以外の業務に少なからぬ時間を要している様子もうかがえました。また校長先生は専門性の確保を強調されていました。
⇒十分な体制と研修が必要です。
●この学校に通う保護者から(訪問前に伺っていた)、雨漏り、プールが故障で夏期に利用できなかったこと、壁のペンキ塗りを先生方が行っていたことなどを聞いていました。
⇒予算配布が足りません!
●同じく保護者から、卒業後の進路についての不安が出されていました。重度の受け入れ可能な施設の絶対数が少ない、看護師の配置がないため受入不可となっている、これらの事情により施設の選択肢が限られている等の問題です。
⇒これについては先生方も同感とのこと。学校内外で取り組みを強める必要があります。
✩どの点についても、県政への期待が募ります!県議会で十分な議論をしたい!(2015.1.28)