君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

県政報告会、神奈川県の姿に驚きとため息

2018年12月25日

●質問が目まぐるしく続いた後は、15日の県政報告会です。IMG_4157
10月~11月の決算委員会を終え、一般質問の準備に入り、それが終わると常任委員会、特別委員会と続き、県政報告会の参加者数を気にしながら報告を作って、当日滑り込みセーフという具合。
10月の秋のつどいから2か月後に、県政報告会というのも、忙しい方多い中で申し訳ないような気がしていました。
でも、やはり、忘れられがちな県会はそのぐらいやらなければと思うようになりました。
4年間のまとめにしようか迷いましたが、この間の質問の具体的な紹介、そこから浮き彫りになった神奈川県の姿をお話ししました。

●そのひとつは、教員の正規化と定数増に関わってです。ここで示されたのは。「国に求めていく」にとどまり、独自に予算を確保しようとしない神奈川県の姿です。
先々の少子化を理由とし、一割近い臨時的任用を抱える神奈川県、全国で自治体予算用いながら少人数学級が進んでいる中で、国水準を超えていないのは神奈川含む5府県だけ。少人数学級を視野に入れた正規化と定数増は、引き続く課題です。

●次に、県民の困難に寄り添わない神奈川県です。化学物質過敏症の質問から浮き彫りになりました。メカニズムが解明されていないから何もしないという論。一歩も動かない神奈川県が、悔しくも悲しくもありました。

●これらにため息が漏れましたが、皆さんが驚いたのは、やはり図書費の問題。県立高校一校当たり年間14万1千円の図書費にやや驚き、最高の青森県169万3千円との対比にさらに驚く、そんな感じでした。教育貧困県神奈川!です。

●その他、川崎コンビナート低空飛行、朝鮮学園の学費補助、また地元の中原養護学校の改修、川崎工科高校視察、平間踏切に係る申し入れなど報告しました。
またこの間印象的だった日産をめぐる問題にも触れました。日産はインベスト神奈川により104億円の助成を受けながら、2万人リストラなどで地域を傷つけています。企業誘致というのはこんな結果を生みがちです。

東芝宣伝行動も報告しました。原発にしがみついた結果、経営破たんに陥っている東芝の姿も日産と同様印象的です。企業は様々な責任をひたすら労働者のリストラに押し付けるのではなく、働く人と技術を大切にする企業として生まれ変わらなければ、再生は望めないのでは、と思います。

IMG_4158

●来年の一斉地方選挙と参議院選挙に期する思いを語り、報告会を終えました。
この間作成に追われた「君嶋ちか子奮戦記」もお配りしました。この4年間の記事や文章をまとめ、県議会の姿の一端を見ていただきたいと思っています。
「いい報告会でしたね」と感想を伺いひと安心。寒い時期の夜の集会でしたが、たくさんお集まりいただき、本当にありがとうございました。(2018.12.15)

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