君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

「東芝の職場を明るくする会」とともに

2018年12月23日

●10日「東芝の職場を明るくする会」の宣伝行動に参加しました。

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東芝が揺れ続けています。
それは、2006年の米国原子力メーカーWH(ウエスティングハウス)社を買収した時から始まっていました。東芝は相場の2倍ともいわれる約6,000億円で同社を買収。東芝は国策でもあった原子力事業を経営の柱に据えるという危うい道に大きく踏み込みました。

福島原発事故後も原子力事業にしがみつき、かつ事故後の世界の趨勢を理解できず、無謀な経営計画を推し進めました。
その結果の粉飾決算が2015年に発覚。
米原発事業の巨額損失をめぐり、決算の発表を二度延期せざるを得ない、監査法人の意見がつけられない、等の事態に至りました。
これらの影響で取引は縮小。

●この間、2016年東芝グループで1万人リストラの強行・東芝メディカル社をキャノンに売却、2017年青梅事業所を閉鎖・東芝映像ソリューション社を中国企業に売却・東芝デジタルソリューションズ300人リストラ、2018年には、東芝メモリー社をベインキャピタル社他に売却などが続きます。

2018年11月には、東芝ネクストプランを発表しています。ここでは、原発事業からの撤退などが示されてはいるものの、7000人の人員削減計画が盛り込まれています。企業のめざす姿も明らかではありません。
この間一貫しているのは、経営の失敗から生じた損害のツケをすべて労働者に負わせている事です。

このようなやり方では、労働者の生活が破壊されるのはもちろん、企業の再生は望めません。見誤った経営方針を真摯に見直し、企業の社会的責任を受け止める必要があります。そのうえで、困難な作業ではありますが、労働者と技術を大切にする企業として生まれ変わらなければなりません。

●ラゾーナ前で、東芝社員向けに配るチラシは、次々と受け取られました。この数年、不安を抱えながらの毎日だったと思います。まさに東芝が崩れ落ちていくような状況が続き、「自分には関係ない」と思う人はいないのではないでしょうか。
苦労を経ながらも、地に足付けた仕事ができる日を、皆さんとともに迎えたいと思います。
OBも多い「東芝の職場を明るくする会」は、差別されながら闘い続け、一連のリストラとの闘いでも大きな役割を果たしてきました。
働く人とものづくりを大事にしながら、東芝の再生を願う人たちの思いが、現役労働者にも届くことを願いながら、私もマイクで呼びかけ、チラシを配りました。(2018.12.10)

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