君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

知事が第2回定例会議案提案の説明

2018年6月15日

●初めに、「誰もがスマイルで過ごせる持続可能な社会を目指した取り組みの推進」を挙げていました。知事の好きな言葉が並びます。
▼新しい要素としては、共生担当の理事を新たに2名配置するという点です。どのような役割を果たせるのかは、全くの未知数です。
この言葉を聞く度に「誰もがスマイル」などと勝手に言わないで、と思ってしまいます。知事好みの言葉のPRより、厳しい現実を抱える人たちに寄り添う政策をもっと優先的に行うべきと切に思います。

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●次に、改正災害救助法への対応です。災害時の避難所運営などの権限を、都道府県から政令市に移譲することを可能とする、災害救助法の一部を改正する法律が6月8日に成立しました。
「この法改正の下で、県民の皆様の『命』をどのようにすれば守れるのか真剣に検討していきたいと思います」と知事は述べました。
▼これについては、実態把握とともに現場の声を取り入れ、県民の命を守るという点から、文字通り真剣に議論すべきです。

●次に掲げたのは、ラグビーワールドカップ2019と2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みです。
知事は「9月には江ノ島でセーリングのワールドカップが開催されます。(中略)関係者と精力的に調整を行っており、県として、全力を挙げて準備を進めています」と述べています。
▼この関係では、漁業権補償の内容や代替停泊地の見通しが立っていません。定置網の撤去やオリパラ終了後の再設置も莫大なお金がかかります。まだコースも定まっていません。2020年のプレプレ行事は今年9月に行われますが、まさに前途多難です。

●これらに向けて「国内外から本県を訪れる多くの方々に神奈川の魅力を伝えるために、1000本の観光ツアーの企画・商品化に向けて取り組んでおり、すでに600本を超えています」と知事は述べています。これについても「地域の賑わいを作り出すマグカルの取り組みをより一層推進していきます」と。この言葉も何度聞いたことでしょう。
▼マグカルというのは、知事の造語でしょうか。マグネットカルチャーの略として使っています。魅力的な文化といいたいようですが、こんな独りよがりの言葉を使わないでほしいと思います。もっとわかりやすい言葉で、多くの人に有用な政策を実施してほしいものです。「1000本の観光ツアー企画」というのも県がやることかと私は首をかしげてしまいます。

●議案は、一般会計補正予算・条例改正・工事請負契約の変更・指定管理者の指定などです。
分庁舎の新築工事に関わる金額が増額になっています。また、由比ガ浜地下駐車場・片瀬海岸地下駐車場・大磯港・真鶴港の指定管理者の指定などが提案されています。
▼全体通して大きな変化はなく、県民に密接とは言えない提案が行われていますが、日本共産党県議団は引き続き、県民の皆さんの切実な声に応える県政を目指します。(2018.6.14)

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