君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

市民の歴史とともに、川崎合同法律事務所の50年

2018年4月16日

川崎合同法律事務所が50周年を迎え、祝う会が開かれました。   
移動にも、人をかき分け進むような盛況でした。お話ししたい人やご挨拶したい人もたくさんいたのに、時間的にも物理的にもたどり着けず、といった具合。
こんなにも大勢の人が集まるのが、川合(皆こう呼びます)の50年を象徴しているのだと思います。

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●皆さんの挨拶やパンフ・ショートムービーから改めて、川合が、川崎市の歴史に大きな役割を果たしてきたことを実感しました。公害との闘い、多くの労働事件、川崎革新市政を生み出す闘い等々思い返しました。

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特に労働問題では、日本鋼管(当時)、東京電力、東芝、池貝鉄工等々、多くの闘いが思い出されます。
私が川崎職安に在職していたまだ若い頃、組合の分会役員として関わり、厳しい闘いであることは承知しつつ、民主主義や労働者の権利を体現しているかのような眩しさをも感じたものです。
当時は、川合のことは意識していなかったのですが、当然ながらしっかりとこれらのとりくみを支えていた訳ですね。

●1968年4月、弁護士2人事務局1人のスタート。その頃川崎には、労働者や市民の立場を守ることを明確にした弁護士がいず、労働事件や弾圧事件の際には、横浜や東京から弁護士が駆けつける状況。そんな中で開設された川合、開設時も200人の人が駆けつけたそうです。迎えた市民や労働者の熱い期待が伝わってくるようです。

今や弁護士16名・事務局9名。川崎市にとどまらない活躍が続いています。アンフィニ争議や日産争議などの非正規問題、生在権裁判、アスベスト裁判、東京大気汚染裁判、君が代強制裁判、原発訴訟等々、枚挙にいとまがありません。

目立つのは、訴訟以外の場面で市民運動をリードしている弁護士の活躍です。「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」「かわさき市民発電所」「安保法制を許さないオール川崎集会」「ワーカーズネット」等、忙しい方々が発起人とも中心メンバーともなるとりくみが今も続いています。
まさに「市民とともに歴史をつくる」川合です。

●創立者である90歳の根本弁護士、個性豊かな「名物」弁護士や実績誇るベテラン弁護士に加え、若い弁護士も続々と加わり、実に頼もしい存在です。
メンバー紹介も工夫され、それぞれの思いがよく参加者に伝わってきました。何より今までの実績が説得力を持ち、これからもともに力強く歩みを進めたいと多くの参加者が思ったことでしょう。
このような法律事務所があったこと、ともに川崎の歴史をつくってきたこと、そしてそこに少しでも私も加われたことを、うれしく感じたいい集会でした。

●最後に全員で歌った「民衆の歌」は感動的でした。「たたかう者の歌が聞こえるか~鼓動があのドラムと響き合えば~新たに熱い命が始まる~明日が来たとき~そうさ明日が」で始まるこの歌、メロディーも歌詞もとても心に響きます。とりわけ「列に入れよ~われらの味方に~」のフレーズにはいつもグッときます。(2018.4.13)

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