君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

7月6日、県議会第三回定例会閉会

2017年7月9日

共産党は、大山奈々子議員が反対討論を行いました。

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●反対した議案の一つは、県立保健福祉大学公立大学法人化に関わる議案2件です。
これには私も厚生常任委員会で、切実な思いで様々な角度から議論しました。国・公立大学は法人化に伴い中期目標と中期計画を求められ、評価委員会の評価に晒されます。
多くの大学が法人化される中で、短期的な成果を求められ、長期的な視野に立った研究が困難になっています。運営交付金も減らされ、教員の不補充・非正規化、論文数の減少、講座が組めなくなった、等々枚挙にいとまがありません。
私達は、研究・教育は成果主義を当てはめるのではなく、自由な発想で研究できる場を保障したい、教育も必要な技術を身に着けるだけではなく、学問の奥深さを知る場であってほしいと思います。

県立体育センターPFI方式による整備にも反対しました。PFI方式は経費削減の方策として使われていますが、その正確な比較は困難です。公的責任を曖昧にすることなく、県直営である特徴を生かすことを考えるべきです。

●不採択とした委員会審査結果に反対し、共産党が採択すべきとした請願は、次の通りです。
<所得税法56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願>
所得税法56条は、自営業者等の配偶者や家族の賃金を、必要経費と認めていません。その家族の働きが評価されず、実態として男女差別にも繋がり、世代継承も困難にしています。
<私立幼稚園に対する公費助成の大幅増額を求める請願>
<教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願>
<中学校完全給食の実施に向け、県の補助制度の創設をを求める請願>
いずれも賛成少数で不採択となりました。

●意見書案については、公明党提案の「ギャンブル等依存症対策の抜本的強化を求める意見書案」を除き賛成しました。
上記意見書は、カジノ法の成立を前提としたものであることから、共産党は反対しました。
共産党は、以下の意見書を提案しましたが、いずれも採択されませんでした。
<カジノ解禁を中止しギャンブル依存症対策の抜本的強化を求める意見書>
<オスプレイの飛行禁止と配備撤回を求める意見書案>
<教育勅語を学校教育の教材にすることを認めた閣議決定の撤回を求める意見書案>
<国民健康保険への国庫負担増額と制度改善を求める意見書案>
この意見書案については公明党により、国の財政支援に関わる評価をめぐって、反対討論がなされました。(2017.7.6)

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