「神奈川県政ウオッチング」に参加。東京圏の「国際戦略特区」の一部をなす殿町区域を訪れました。川崎市が戦略拠点として力を入れている場所です。
(写真は「ごとう真左美サポーターズ」のツイッターから転載)
いすゞの跡地にポツリポツリと建造物…実験動物中央研究所、川崎生命科学・環境研究センター、ものづくりナノ医療イノベーションセンターが運営開始されているものの、あとは草が生い茂った広大な空き地が広がっていました。人の影は全く見えず、車の出入りもなく、私には不気味な空間に思えました。市担当者の説明だけでは実態に迫れない…土地の売買・貸借関係などお金の動きを追うと、もう少し全体像が見えてくるかも。
ついで教育文化会館で県の担当者からの説明、ここでも具体的な中身に触れることはできませんでした。県作成資料33~36ページなど写真のとおり。「未病」…大げさなネーミングですが、健診も不十分、調子が悪くても経済的事情で受診できず重篤化を招く、こんな日本の実情をさておき、世界に何を発信するというのでしょうか。
いずれにしろ研究開発の対象が現実と遊離しています。住民が不在です。「特区」に名乗りをあげ、仮に「成功」したとしても誰がその福音を受け取るのか?少なくとも県が率先してやる仕事ではないでしょう。