君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

「闘い 始まりの朝」

2015年9月22日

19日午前2時20分、無効というべき手続きを経ながら参議院本会議は、ついに安全保障関連法を通過させた。

日本の平和・自由・民主主義にとって忘れてはいけない日がまた増えた。一昨年12月6日の秘密保護法の成立、昨年7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定、そして2015年9月19日。

これらすべてが、国民の声を一顧だにしない安倍政権の仕業。彼はもはや正真正銘のファシストだが、ファシストの存在を可能にしているのが、小選挙区制によって作られた虚構の国会議席。

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冒頭のタイトルは、東京新聞19日夕刊記事の見出し。この見出し、多くの闘った人たちの実感だったのではないか。

この上ない暴挙であるにもかかわらず、不思議なことに、皆打ちひしがれてはいなかった。「安倍政権許さない」の思いがそこかしこにあふれ、視線は先を追っていた。

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昨年から連続した闘いは、多くのことを実感させてくれた。

その第一は、人間への限りない信頼。政権の暴虐が繰り返されても、屈しない人々が多く存在した。魂を揺さぶる言葉とともに。その度に、どれだけ励まされたことか。

第二に、国会内外の闘いが確実に響き合うという経験。当初、集団的自衛権行使容認に明確な反対は、共産党と社民党の二つだけだったのに、世論の反対の声が強まる中で、反対する勢力は国会内でも増えてきた。そして頑張りとおしてくれた。最終盤の国会も明らかに外と連動していた。

第三に、新しい形態で闘いを担う人たちが続々誕生してきたこと。目を見張るものがあった。SEALDsを初めとした若者たち、そこに続いた高校生・若い母親たち、学者や各分野から、そして無数の個人。初めて国会に来たという人もあちこちに。

驚かされたことは、彼らの言葉が論理明快で真実をついていること、かつ感受性豊かだったこと。この人たちはどこでこんな力を身に着けたのだろうか。(嬉しかったのは、私が学生時代に刺激を受けた反ファシズムの闘いの合言葉「ノー・パッサラン=奴らを通すな」が彼らのコールに表れたこと!この時代を学んでいるのだろうか)

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「悔しい(?)」というか、「嬉しい」というか、政党が訴えるより、はるかに強い伝播力を持った若者たちは、一人一人が声を上げることや行動することの大切さを、日本中に実感させてくれた。

そしてこんな状況に応えるかのように、日本共産党は「戦争法廃止を目指す国民連合政府」を、いち早く19日に提案。選挙協力も視野に入れた踏み込んだ内容。早速あちこちで話題になり歓迎の言葉も多く聞かれる。

平和と民主主義を願う勢力の結集を強く願う。(2015.9.19)

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